数年前から健康管理でお世話になっている癒道整体。
関連本を読みながらセルフケアに役立てています。
癒道整体の開発者である井村和男氏は4冊の著書を出版されています。(2015年8月現在)
2005年1月 『癒道整体』 [治療家向け]
2007年7月 『癒道整体医学―頭蓋骨・顎関節・視力・聴力・その他』 [治療家向け]
2012年3月 『驚異の「顔面骨」テクニック ―癒道整体のすべて』 [一般/治療家向け]
2014年7月 『歯顎整体』 [治療家向け]
家庭でのセルフケアなら3冊目がおすすめ
最初の2冊は治療家向けの専門書、最近の2冊はわかりやすく書かれて一般向けです。
ただ、一般書のほうも紹介されている整体技術や整体知識によっては専門的な人体知識や整体技法をベースに読解する必要があります。
整体そのものよくわからないが、セルフケアに役立てたいというのであれば、初心者向けとして3冊目「驚異の「顔面骨」テクニック ―癒道整体のすべて」がおすすめです。
書籍紹介とミニコメント
【1】癒道整体
癒道整体の全貌が書籍として明らかになった記念すべき著書。
カラー写真やイラストを多用して治療家向けに高度な技術をわかりやすく伝えています。
癒道整体で大切にされる「検査」の重要性が何度も説かれているだけでなく、部位にこだわらず全身調整を第一とする癒道整体の魅力と難しさがわかる一冊です。
全体が5章立ての構成で「頭蓋骨」「頸部」「首・肩・鎖骨・肘」「胸椎・腰椎・仙骨」「股関節・膝・足首・足趾」となっています。
人体をマクロとミクロの双方によって常に視点を連動させながら見ていくアプローチに驚かされます。
【2】癒道整体医学―頭蓋骨・顎関節・視力・聴力・その他
前著から2年。
比較的、ミクロな視点に立って体の細かな部位や症状からアプローチする整体技法を紹介しています。
1冊目に比べるとある程度、整体師としての知識や経験を積んでいないと読みこなすのは難しい印象があります。
癒道整体の場合、一つの部位に対しても刺激には無数のバリエーションが広がっています。
そのヒントを自らの頭で構成して実際の治療に役立てる手引きとしてこの本は大きなサポートになるでしょう。
【3】驚異の「顔面骨」テクニック ―癒道整体のすべて
運営人がもっとも身近においてセルフケアのお供にしている愛読書です。
癒道整体のベテラン先生が「これ一冊でそこそこの整体師になれてしまう」と評するほど一般にもわかりやすいイラスト図解と効果的な手法が解説されています。
癒道整体では触るかどうかぐらいのわずかな刺激で調整をしていきます。
どのくらいのタッチで触るのかは癒道整体セミナーや実際の施術を経験しないと体感できない部分です。
それでもついツボ治療のような感じで刺激を強くしてしまう傾向があります。
買った当初は簡単な手法で体が変化するのが嬉しくて一度にいくつもの刺激を試していました。
しかし、あまりに複数の刺激が重なると脳や体が混乱してかえって逆効果となり体のバランスが狂ってしまうようです。
最近ではこの本の中から自分が何度も試してみて、本を参照しなくても覚えている一般向けの手法だけを中心にセルフケアしています。
【4】歯顎整体
癒道整体を掲げる整体サロンのなかには「顎関節調整」をセールスポイントにしているところもあります。
顔面骨と同じぐらい、それほど調整に重点が置かれているのが歯や顎関節です。
この本では具体的かつ緻密にそれぞれの歯と全身の部位との関係や調整の仕方がマニアックに紹介されています。
一般者で初めて読むのにはおすすめしない一冊です。
治療家にとっては自分の治療がさらに伸びていくヒントやこれまでどうしてもたどり着けなかった気づきをもたらしてくれる可能性を秘めている魅惑の本といえるでしょう。
まとめ
以上、井村和男氏の著作を4冊ご紹介しました。
一般向けのものから治療家向けの専門的な書籍まで、ぜひ癒道整体に近づく第一歩として活用してください。
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eyecatch photo by Hashoo Foundation USA – Houston, TX on flickr