iPhone3Gを買ったのが2009年7月。
スマートフォンが日常生活に溶け込んでから遠ざかっていたのが、読書のある毎日かもしれない。
図書館にも書店にもあまり行かなくなり、iPhoneで読むKindleはいまいちでSNSや動画で暇つぶしする毎日が続いていたが、最近少しずつ本を読む流れを取り戻しつつある。
20代は毎月3万くらい本代に使っていて、大型書店でまとめ買いするのが喜びだった。
そんな楽しみを久しぶりにやってみた。
本日買った5冊
1) 鉄道模型
鉄道模型Nゲージを楽しむ 2015年版 ノウハウ満載のレイアウトマスターへの道 (SEIBIDO MOOK)
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小学生のときに鉄道模型に憧れていつも雑誌を眺めていた。
当時から鉄道模型はお金のかかる趣味で買うことはできなかったが、家中を鉄道模型の線路を敷いて張り巡らせるのを夢見ていた。
模型やフィギュアが趣味の友達が最近周りに多いので、子供の時代に買えなかった思い出を慰めにこの一冊。
2) 沖縄
祖母のお兄さんが沖縄戦で戦死した話を幼い頃から聞かされていたのが沖縄の大きなイメージである。
戦艦大和の本も小学生の頃は読んでいた。
南国の楽園的なイメージのまま大人になり、やがて沖縄の政治的な問題が気になりながら、パワースポットの点在する沖縄への憧れが強く今年、2014年の春に初めて沖縄を旅した。
沖縄には「明るいの沖縄」と「暗いの沖縄」があるという話から始まる対談集。
仲村さんと宮台さんの相性がとても良く、対談から現場の雰囲気の濃密さが伝わってくる。
3) 現代詩
現代詩を読み漁ってた20代前半の頃はシンプルな谷川さんの詩はあまり読んでいなかったが、いま読み返すととても透明なナイフのように心に突き刺さる。
赤ん坊からの歩みを一瞬で振り返ることができるような清々しい感性が創作意欲を刺激する。
4) Web
ワークスコーポレーション
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仕事で文章を書くのにもっと効率良く、そしてブラッシュアップしたいと思っていたところ目に入った一冊。
これまでのチェックと今後の方策を考えるヒントをもらえそうだ。
5) 絵本
脳トレのためにくもんを始めた母。
音読の教材のなかに童話がよく入っている。
改めて「かさじぞう」や「ごんぎつね」などを読むと、しみじみと乾いた心の底に染み渡るようだ。
黒井健さんの絵は眺めているだけでどこか遠い世界にいざなってくれる。
今回は母にプレゼントするため「手ぶくろを買いに」にした。
先に読んでみたが、じんとくると同時に「本当に人間っていいものかしら」というラストがずっと残る。
まとめ
買った本を抱えて珈琲屋さんでしばらく読んでいたが、つい没頭してしまった。
電子書籍も買いますが、紙の本もいい。
どんな媒体であれ、本の世界、物語や詩の世界は自分の核に立ち戻ることができる大切なツールだと改めて感じた。