10月に入ってから、またピアノを弾き始めました。
かなりブランクがあるので、指の練習や弾く感覚を取り戻すのが先決。
バッハのインベンションの楽譜を楽器店で買ってきて、昔弾いたことのある4曲ほどを繰り返し練習しています。
音楽は3歳から
今年に入って、エレクトーンの先生をやっている姉に、
「電子ピアノを買い替えるから、いる?」
といわれて、いそいそと車でもらいに行ってきました。
実は、自宅のクラビノーバがずいぶん前から音がおかしくなってたんですよね。
なので、弾きづらくってピアノから遠ざかってたんです。
楽譜を買うのもほんと懐かしいぐらいで、こういう子供の頃の趣味を再びやれるのって喜びも一塩ですね。
音楽の習い事は、3歳からエレクトーン、中2からピアノ。
受験のため、高2の終わりで両方とも辞めてしまいましたが、ピアノの方はそれからもたまに家で弾いていました。
ピアノは好きだけど自己流
家庭教師で毎週教えに来てくれていたエレクトーンの先生は、県下でもトップレベルの有名な先生でした。
ただ、ピアノのほうは初級から中級程度なら指導できるという感じだったのかな。
それに、自分はピアノは楽しみで弾きたいってこともあって、先生もあまりピアノ独特の指使いやタッチについてあまり細かく言わなかった思い出があります。
一から練習し直しです
なので、久しぶりにピアノを触ってみると、あれだけ昔弾けていた曲でも、すっかりダメですね。
指も硬くなっているし、読譜の感覚がほんと鈍ってます。
10代の頃は、難しくても弾きたい曲を練習していました。
そうじゃないと、どうにも練習したいモチベーションが出てこなかったので。
正直、ピアノの基礎はできていないと思うのですが、高校の3年間はバッハのフランス風序曲を弾いていましたね。
高2のときの発表会にはフランス風序曲の『序曲』とベートーベンの『悲愴』の第1楽章を弾いたような。
とくにフランス風序曲のほうは、中学の時に買ったグレン・グールドのCDにとてもハマってたのがきっかけです。
グールドは「音大を受験するならグールドは聴くな」といわれるくらい、非常に独特な弾き方をするカナダのピアニスト。
バッハを現代的に解釈した演奏で、今でも人気を維持している立役者の一人といってもいいかもしれません。
エリック・ハイドシェックとても好きでした。地元出身の音楽評論家とゆかりがある関係で、愛媛のリサイタルにも行ってCDにサインしてもらった思い出があります。
何も考えない時間=ピアノの練習
ずいぶん、ピアノに触る気にならないまま何年も過ぎてしましたが、また楽譜を買ったり、毎晩ちょっとずつ練習したいって意欲が出ているのが、我ながらとっても嬉しい日々。
ピアノの前にいる時間はほんと頭がぽっかり無になっててて、一切雑念がなくなります。
今日から新しくバッハのパルティータの練習を始めるつもりです。
弾けるようになるまでどのくらいかかるかわからないですけどね。